ニコニコ動画データ分析研究発表会の感想

ニコニコ動画データ分析研究発表会に参加してきました。せっかくなので、簡単に感想を書いておきます。

  • 多くの発表に共通して動画のタグ情報を用いているほか、説明文中のリンクや、コメントのユーザID情報を使ったものがあった。コメントの文章については、まだ活用する余地が大きそう。動画ファイルそのものを分析対象にするのはさすがに厳しいかな…
  • タグや動画、作者間の関連やその可視化の話は確かに面白いが、そこから何か有用な結果を得るために、もう少し何かが必要そうな感じ。
  • 濱野さんの「Fluxonomy」(あるいはタグ戦争) の話は「鋭い!」という感じ。というか私はタグの編集は未経験のライトユーザですが…
  • ほとんどの発表に共通して、データ取得 (連続取得制限とか) が課題である模様。livedoor clipと同様に、研究者向けにデータを提供するような仕組みができると良いなあ。

今回の発表では見当たらなかったテーマで、個人的に関心があるのは、自分が興味を持つであろう動画を効率よく探す手法 (要は推薦)。現状の「オススメ」では、新着動画はあまり引っかからないのと、意外性のある動画はなかなか引っかからない感じがするので。

ユーザとして見ているだけでは芸がないので、そのうち自分も何か試してみようかな。