『パターン、Wiki、XP』読書メモ (その2)
さて、前回に引き続き、『パターン、Wiki、XP』の読書メモです。今回は第2部のソフトウェア開発編です。
パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 江渡浩一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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7章 オブジェクト指向
この章の内容はアレグザンダーとは直接関係しない。
8章 ソフトウェア開発へのパターンの適用
プログラムへのパターン適用に関するコミュニティ形成の過程。
9章 デザインパターン
10章 プロセスへのパターンの適用
XPにつながる、ソフトウェア開発プロセスへのパターン適用の歴史。
11章 エクストリームプログラミング
ベックがC3プロジェクトなどでの経験を基に1999年に出版した書籍『XP エクストリーム・プログラミング入門』の紹介。XPは、ソフトウェア開発プロセスを対象としたパターンランゲージと言える。
- プロジェクトメンバーが共通して目指すべき4つの価値: コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気
- 4つの価値から導かれる基本原則: 瞬時のフィードバック、シンプルの採用、インクリメンタルな変更、変化を取り入れる、質の高い作業
- 価値と原則を達成するための12個のプラクティス: 短期リリース、シンプルな設計、テスティング、ペアプログラミング、共同所有、オンサイトのユーザ (ユーザを開発チームに加える)、etc.
(個々の項目は、2004年の第2版で大幅に変更・追加されたものの、基本的な考えは変わっていない)